タコ・ウオノメ
タコ/ウオノメ
こんなお悩み・症状はありませんか?
- 皮膚が固くなった部分がある
- 歩くと痛む
このような症状やお悩みがある方は当院にご相談ください。
タコ・ウオノメとは?
いずれも皮膚の最外層にある角質という部位が厚くなる状態です。
タコは刺激を受けた部分全体の皮膚が盛り上がり押してもほとんど痛まず削っても出血しません。
いっぽう、ウオノメ(魚の目)は角質が表面方向だけではなく、深部に向かって喰い込み、通常足の裏にできます。
タコに痛みや赤みを伴う場合は、細菌感染を起こしている可能性があります。
タコ・ウオノメの症状
タコの病変では角層が表面の方向に盛り上がっていきます。したがって、タコの場合は通常、圧痛はありません。ウオノメは角質の芯が小さいうちは痛みはなく、皮膚の硬化や乾燥などの違和感を抱く程度です。かゆみや赤みなどの炎症はありません。
ウオノメを放置していると芯はどんどん大きくなり、楔状(けつじょう:くさび形)に皮膚の奥に食い込んでいくようになります。
楔状の芯が皮膚に食い込むと、歩いた時や指で押した時などに芯が痛覚神経を圧迫し、歩けないほどの激しい痛みが出てきます。
タコ・ウオノメの原因
タコは正しい歩き方ができていないときや合わない靴を履いているときに、体重が分散されず、皮膚への刺激が集中してしまうと多く起こります。魚の目は靴が合わないことが大半の原因だと言われています。いわば、タコと魚の目は生活習慣病の一種と考えられているためケアが必要です。
タコ・ウオノメの治療法
通常の保険適応となる治療法としては、
スピール膏貼付、尿素軟膏、サリチル酸軟膏など角質軟化剤、鶏眼、胼胝(べんち)処置
【角質の除去法 ①削る】
ハサミ、メス、コーンカッターで削る。
通常の削りでは、月2回まで保険が適応されます。
当院では鶏眼など、芯が深く難治性のものに対しては専用のグラインダーを使用し、丁寧に芯まで取る方法を行っております。→グラインダー(自費)
注意点
①タコ・ウオノメの下に潰瘍を形成することがあり、特に糖尿病患者さんでは細菌感染を起こし重症化することがあります。悪臭などがあるときは注意が必要です。そのような時は角質を丁寧に除去し潰瘍部分の洗浄と上皮化を施します。
②角質をいくら削っても、外的刺激が続く限り必ず再発を繰り返します。
その為、足の変形等で局所に刺激が加わりやすい場合は、インソール作成(保険適応)や簡易的なプラスティックインソール(自費)等によるフットケアが有効です。