帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹ワクチン
こんなお悩み・症状はありませんか?
- 加齢で免疫力が低下している
- 帯状疱疹・水疱瘡にかかったことがある
このような症状やお悩みがある方は当院にご相談ください。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、水ぼうそう:水痘(すいとう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
体の左右どちらかの神経に沿って、ピリピリと刺すような痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。
症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。
帯状疱疹のワクチン対象疾患
帯状疱疹は、ワクチンで予防でき生水痘ワクチンと帯状疱疹ワクチンの2種類があります。
生ワクチン
帯状疱疹予防として、50歳以上の水痘にかかったことがある人や帯状疱疹にかかったことがある人に1回の接種をお勧めします。
帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)
生ワクチンを接種できない免疫抑制状態のひと(免疫機能に異常をきたす疾患を有する人(HIV感染症など)は、帯状疱疹予防に不活化の帯状疱疹ワクチンを接種します。
予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむという報告があります。
シングリックス(不活化ワクチン)について
当院では帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン 商品名:シングリックス)を取り扱っています。2か月間隔で2回接種(合計2本)が必要ですが、予防効果が約90%と非常に高く効果の持続も10年程度見込まれます。 副作用として注射部位の痛みや発赤、腫れなどの副反応が多く出ると言われています。シングリックスは保険適用外の薬剤なので、全額自己負担となります。ご希望の方はご来院の上、予約をしていただくかお電話でもご予約を取らせていただきます。
接種費用
1回接種 22,000円(税込)
2回接種 44,000円(税込)
ご予約の流れ
- ご来院あるいはお電話でご予約
- 予約時、1回目のワクチン代金(22,000円)をお支払い (お電話で予約の場合はワクチン代金のお支払いのためご来院をお願い致します)
- 1回目の予約日に接種後、2回目の予約を取らせて頂き2回目のワクチン代金(22,000円)をお支払い
- 2回目の予約日に接種
シングリックスの注意点
- シングリックスは、料金をお支払いいただいてからの取り寄せワクチンとなります。当日の接種はできませんので、ご了承ください。 また、お支払い後に発注致しますがこのワクチンは返品不可のため発注後のキャンセルはお断りさせていただいております。
- 50歳以上の方、または帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の方に適応があります。
- 過去5年以内に帯状疱疹発症歴がある場合、すでに抗体ができている可能性がありますが、一度発症したことがある方でも再発する可能性があります。発症から5年以上経過している場合は接種をお勧めします。尚、5年以内に発症歴があってもご希望があればワクチン接種は可能です。
シングリックスを接種できない方
- 明らかに発熱している場合(通常37.5度以上)
- 重篤な急性疾患にかかっている場合 •過去にこのワクチンに含まれている成分でアレルギー症状を起こしたことがある場合
※上記以外でも、医師の判断により接種が行われない場合があります。
帯状疱疹ワクチンの対象年齢
ワクチン接種の対象は、主に50歳以上の方です。
ワクチン接種により、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫力を高めて、帯状疱疹の発症を予防することができます。
※予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありません。
帯状疱疹の後遺症
もっとも頻度の高い後遺症には帯状疱疹の皮膚の症状が治まった後も長期間にわたって続く痛みを帯状疱疹後神経痛(PHN)があります。
加齢とともに帯状疱疹後神経痛(PHN)への移行リスクは高くなり、50歳以上の患者さんの約2割が移行するという報告もあります。
帯状疱疹後神経痛(PHN)によって生じる痛みは、神経自体への障害によって生じる痛みで知覚神経を傷つけることによって起こります。ウィルスによって傷つけられた神経の回復には時間がかかる場合があり、特に高齢者では症状も治療も長引く可能性があるため、帯状疱疹の発症自体を予防することの重要性は高いと考えられています。